高齢者の耳が遠い原因 | 加齢に伴う老人性難聴の特徴と予防・治療法

高齢者の耳が遠い原因 | 加齢に伴う老人性難聴の特徴と予防・治療法

高齢者の耳が遠い原因 | 加齢に伴う老人性難聴の特徴と予防・治療法

高齢者の耳が遠い主な原因である「老人性難聴」。老人性難聴は加齢に伴う自然な体の変化ですが、症状の進行にはかなり個人差があることが知られています。

今回は、老人性難聴の特徴と予防・治療法についてまとめます。

老人性難聴の特徴と原因

加齢に伴う聴覚器官の老化による症状を「老人性難聴」といいます。65才以上で老人性難聴を発症している人は1,500万人を超えるといわれています。

  • 相手の話す言葉が聞き取りにくい
  • テレビやラジオの音が聞こえず、大音量にしてしまう
  • 会話の最中に聞き返すことが増えた
  • 後ろから話されると聞き取れない

加齢に伴いこのような症状が気になり始めたら、老人性難聴が進行しているかもしれません。

加齢に伴う老人性難聴の特徴と原因

高齢者の耳が遠い原因は、単なる内耳の老化による感音障害に過ぎないのですが、その進行には個人差があります。一般に40代~60代あたりから聴覚器官の老化が始まり、聴力が次第に低下していくこともあれば、100歳近い高齢者でも日常生活に影響しない聴力を保っている人もいます。80才の老人では大半が老人性難聴になるといわれていますが、加齢に伴って必ず難聴になるとは一概にいえないかもしれません。

加齢に伴う老人性難聴は、主に感音性難聴に分類されます。外耳と鼓膜、中耳までの空間に存在する器官の老化は含まず、その先にある内耳から聴覚中枢の間の器官の劣化が老人性難聴の特徴です。

老人性難聴の予防

老人性難聴は体の老化が影響していることから、生活習慣の改善等によって体の負担を減らし、難聴の進行の予防を心がけることが大切です。普段から、規則正しい生活やバランスのとれた食事、十分な睡眠時間の確保を心がけるようにしましょう。

また、抗酸化作用の高い食べ物を積極的に摂ることも体の老化予防に役立ちます。ニンジンやトマト、カボチャ等の緑黄色野菜や大豆製品、ビタミンの豊富なレモンやアボカド等の果物類が代表的です。

老人性難聴の治療法

高齢者の老人性難聴の治療法

老人性難聴は加齢要因以外に発病の原因が明確にされていないため、確立された治療法がないというのが特徴です。

対策としては、気導補聴器(耳に入れるイヤホン型補聴器)が最初に使われるため、耳小骨の老化原因を取り除いておくのが無難です。気導補聴器が使えない場合は骨導補聴器(骨電動により蝸牛に音を伝えるタイプ)しか使えなくなりますが、耳小骨が使えなければ人工中耳の埋め込みを行ったとしても聴力は改善されず、さらに人工アブミ骨の移植手術が必要になると思われます。

また、現在の遺伝子検査では、老人性難聴の遺伝子を持っている場合に、将来的に難聴を起こしやすいことが判っています。遺伝子治療はまだ行われていませんが、近い内に始まると予測できます。

まとめ

今回は、高齢者の耳が遠い原因となる「老人性難聴」の特徴と予防・治療法についてご紹介しました。

相手の話が聞こえにくいと会話をすることも億劫になってしまい、孤立やうつの原因となってしまうこともあります。生活に支障が出ることのないよう、早めの対策を心がけるようにしましょう。