メニエール病は完治する? 治るまでに必要な治療期間と再発の有無

メニエール病は完治する? 治るまでに必要な治療期間と再発の有無

メニエール病は完治する? 治るまでに必要な治療期間と再発の有無

めまいや耳鳴り、難聴等の症状が繰り返し発生する「メニエール病」。未だ不明な部分が多い病気ですが、治療によって完治は望めるのでしょうか?

今回は、メニエール病の治療と再発について解説します。

メニエール病の症状と原因

メニエール病は回転性めまいを繰り返すことが特徴で、付随する症状に耳鳴りや難聴、吐き気や嘔吐等があります。通常、時間の経過とともにこれらの症状は治るものですが、何度も再発を繰り返すうちに耳鳴りや難聴が固定化することもあります。

メニエール病の原因は、内耳を満たす内リンパ液が過剰になる内リンパ水腫です。内リンパ水腫が発生する原因は未だ明確にされていませんが、疲労やストレス、ムンプスウイルス等のウイルス感染等との関連性があるとされています。

メニエール病は完治する?

メニエール病は完治する?

メニエール病の症状には大きな個人差があります。そのため、「症状が突然消えて、再発もなく完治した」というケースもあれば、再発を繰り返し、難治性のまま症状が進行するケースも考えられます。不幸にも症状が悪化してしまった場合、回転性めまいや吐き気は治るものの、難聴や耳鳴りが悪化して後遺症が残ります。

治療においては、抗めまい薬や利尿剤、ビタミン剤や抗不安薬等を用いた薬物療法が行われるのが一般的です。また、以前からメニエール病の発症とストレスとの関係が指摘されており、病気の根本的な改善や再発防止のためにも、まずはストレスの原因を取り除くことが推奨されます。

メニエール病のように、将来的に再発する可能性のある病気の場合、症状がなくなれば完治とは言わず「寛解(かんかい)」という表現をします。症状が消えたからいって絶対に再発しないとは言い切れませんので、メニエール病の治療は実際には寛解を目指すことになります。人によってはそのまま再発せず、結果的に完治したのと同じになることもあります。

メニエール病の寛解に向けた保存的療法

メニエール病の諸症状に対して対症療法を行い、めまい、耳鳴り、難聴の症状改善を行い、寛解の状態に持っていきます。症状が気にならない程度になれば寛解と言えますが、再発の危険性があるため、長めの睡眠を取って疲労やストレスの軽減に努めます。

ジフェニドール塩酸塩(商品名:セファドール)で症状緩和に効果があれば、寛解や完治に向けて長期間にわたり服用を続けることになります。他にステロイドや抗生物質、自律神経調整剤のグランダキシンやジアゼパムなどの抗不安剤、ビタミン剤により、メニエール病の諸症状を抑えることができます。

寛解までの治療期間

メニエール病が治るまでに必要な治療期間と再発

個人差がありますが、早期に治療を開始した場合、治療期間は1か月前後で寛解に至ります。その後は経過観察になり、再発がなければ完治になります。

一般的には耳鼻科に通院しながら何度も検査を行い、メニエール病が判明した後に投薬治療を試すことになりますが、受診や発見が遅くなった場合には長期治療を行うことになる場合もあります。

軽度のめまいや耳鳴りなど、初期症状のうちは「疲れが溜まっているせいだろう」と、放置してしまいがちです。しかし、初期症状のうちに適切な治療を行うことで完治につながる可能性は高まるため、早期に耳鼻咽喉科等を受診することが大切です。

まとめ

今回は、メニエール病の治療と再発について解説しました。

メニエール病の初期症状は、時間の経過とともに治るため放置してしまいがちです。しかし、何度も再発を繰り返すうちに悪化し、治療期間が長引いたり、耳鳴りや難聴等の後遺症が残る可能性もあります。そうした事態を避けるためにも、異常を感じた場合には早期に医師に相談するようにしましょう。