高血圧による「頭痛、めまい、耳鳴り、ふらつき」等の原因と対処法

高血圧による「頭痛、めまい、耳鳴り、ふらつき」等の原因と対処法

高血圧による「頭痛、めまい、耳鳴り、ふらつき」等の原因と対処法

高血圧に伴う様々な疾患によって、頭痛や耳鳴り、めまい、ふらつき等の症状が現れることがあります。

ここでは、高血圧に関連する諸症状と対処法についてまとめます。

高血圧が原因となる脳疾患

一般に、高血圧のみによって明確な身体症状が起こることはほとんどありません。しかし、すぐに治療が必要なほど血圧の高い状態(高血圧緊急症)や、高血圧に伴って発症する疾患により、様々な症状が現れることがあります。

頭痛や吐き気・耳鳴り・めまい・ふらつき等の原因となる合併症としては、動脈硬化や脳虚血、脳出血、脳梗塞などが代表的です。

脳出血

脳出血は、脳の血管が破れて脳内に出血を起こした状態です。出血により脳への直接的な圧迫があれば、頭痛や吐き気、めまいを起こします。

脳出血の予防においては、高血圧のコントロールが最も重要なものです。食事や生活習慣の改善とともに、降圧薬等を使用した薬物療法を行う場合があります。

実際に脳出血の症状がみられる場合には、救急の処置が必要になります。特に、呼吸障害や意識障害等がある場合等は、ためらわずに救急車の要請をして下さい。

動脈硬化と脳虚血発作

動脈硬化と脳虚血発作によるめまいや耳鳴り・ふらつき

動脈硬化は高血圧の代表的な合併症です。動脈硬化は耳鳴りの原因となるほか、脳の血流が悪化することで脳虚血発作を起こし、めまいやふらつき、目の前が暗くなる感覚(眼前暗黒感)等の症状が現れることがあります。

すぐに症状が回復する一過性脳虚血発作は、治ったと思って放置してしまいがちです。しかし、一過性脳虚血発作は脳梗塞の前兆ともいわれており、脳梗塞を起こす可能性が高い状態であるため、早期に病院を受診することが大切です。

脳梗塞

一般的な脳梗塞は、高血圧等が原因で血管が詰まってしまい、脳への血流が急激に悪化する疾患です。脳梗塞の前兆症状としてめまいやふらつきが起こることは多く、進行するにつれて手足の麻痺や意識障害等の症状が現れます。

脳梗塞が起こった場合、早期に適切な治療を行うことで機能を回復することが可能です。治療が遅れると細胞が壊死して深刻な後遺症が残ったり、命を落とすこともあるため、ただちに救急車を要請して病院で治療を受けることが大切です。

降圧剤による血圧変動

高血圧の薬である降圧剤の副作用によって、めまいやふらつき、立ちくらみ等の症状が現れることがあります。原因としては、降圧剤の服用法が適切でなく、過度に血圧が下がってしまっていることが考えられます。

降圧剤の服用時にこのような症状が現れる場合には、医師に相談の上、必要に応じて薬の服用法や種類の変更等を検討すると良いでしょう。

高血圧の対処法

高血圧による頭痛、めまい、耳鳴り、ふらつきの対処法

高血圧は様々な合併症の原因となるため、健康診断等で血圧が高いと診断された場合には、早めに対策に取り組むことが大切です。最近では家庭用の血圧計も安価な値段で購入できるため、それらの数値を参考にするのも良いでしょう。

高血圧の基本的な対処法は生活習慣の改善です。具体的には、ストレスの軽減や十分な睡眠時間の確保、ウォーキングやジョギング等の有酸素運動、禁酒・禁煙、減量などがあげられます。

食事においては、塩分の過剰摂取を避けたり、塩分を体外に排出する作用のある「カリウム」を多く含む食品(ほうれん草や牛乳、魚)等を積極的に摂取すること等が有効です。

軽度の高血圧の場合、生活習慣の改善を行い経過観察となる場合がほとんどですが、重度の場合には降圧剤等を用いた薬物療法が併せて行われます。

まとめ

今回は、高血圧に伴う頭痛やめまい・ふらつき、耳鳴り等についてご紹介しました。

高血圧は自覚症状のない場合がほとんどですが、薬の副作用や合併症によって様々な身体症状が現れることがあります。中には命に関わる深刻な病気が隠れている場合もありますので、異常を感じる場合には早めに医師に相談するようにしましょう。